『海辺のリア』みました。仲代達矢劇場だった。可愛くてムカつくじいさん。末娘のノブコとのやりとりは痛々しいけど、人間同士のやり取りで、泣いてしまった。彼女だけが栄光や財産だけでなく、目の前にいる、老いた肉体をもったひとりの人間を、チョウキチをみている。でもチョウキチは彼女をみない。それでも2人の道行は続くのだろうか、彼女はそれでも寄り添えるのだろうか。
怒り合うふたりのやりとりに見覚えがある。私は父をちゃんとただそこにいるジジイだと思って接していた。あれで良かったよなぁと、なんだか泣いてしまった。見ることができて良かったです。