“多数派が「我々の文化やアイデンティティ、伝統が失われてしまう」と言うとき、それは正確には何を意味するのか、聞いてみるのです。あなたが失うことを恐れているのは、正確には何なのか? ”
さっきBTした記事ですが、一般的な日本人はこの問いには答えられないだろうと思う。わたしたちの“文化”“アイデンティティ”“伝統”はあらゆる時と場所で分断され捻じ曲げられ捨て去られわたしたち自身がそれを裏切ってきたからだ。また現時点において“作り上げてきた”と言えるものもおそらく無い。何かを言った瞬間に反例が現れるだろう。
だけどそれでいいのだと思う。どんな民族や人種、宗教他のカテゴリーであっても一貫して守ってきたもの、変化しないものなんて何も無い。ただそれを認めるか認めないかだけだと思う。
このもやもや感、どうすれば? ジェラール・ブシャールとの対話で考えた、外国人との共生:朝日新聞GLOBE+ https://globe.asahi.com/article/11639707
この記事の中で記者が、
“ブシャールを含め、ケベックの人々が「核となる価値」について語るとき、それは明快だ。
フランス語、民主主義、自由、社会的平等……。それはケベックの歴史や、彼らの多くがルーツを持つ欧州の歴史に由来するものだ。”
なんて書いてるけどフランス語はともかくとして他はそんなことあるかいな。植民者=泥棒・強盗を祖先に持つ彼らがそれをアイデンティティと言うならこんな欺瞞はないし当のケベック人だってそんなこと思ってないだろう。失礼極まりない話だ。