何も未来永劫貯めておけというわけじゃないんだよ。何故今なのかということ。
”科学的”な説明は了解しても禁輸措置を取るのは“科学的”にそうしているわけではなく信用の問題だ。
一つにはその説明が十分に誠実なものかという不信。
もう一つは、例えば万に一つ健康被害が起こった場合、日本政府は何をしてくれるのか、海産物が市場で受け入れられなくなった時はどうか、という様なところで、日本政府はまず関連を認めないだろうという不信。
その様な不信感はこれまでの日本政府の行いの積み重ねによって起こっているもので、愚かにもまた一つ日本政府が信じるに足りない根拠を増やそうとしている。
不信と不安は実際に汚染水を放出した後で払拭する方が困難だろう。何故ここで踏み止まれないのか。
【解説】 福島原発処理水の海洋放出計画、国内外から不安と怒り - BBCニュース
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-66117454
「不信と不安は実際に汚染水を放出した後で払拭する方が困難だろう。何故ここで踏み止まれないのか。」
と書いたけど、本日ここでまたさらに積み重ねてしまった不信が何を意味するのかを考えると、たとえば2011年にはアジアの周辺諸国もアメリカもヨーロッパも中東もアフリカもオセアニアもそれまでの関係は一旦傍に置いて、その時々の立場からできる最大限のヘルプをしてくれたと思うけど、次に同様のことが起こった時は「その時々の立場からできる最大限のヘルプ」は縮小してしまっているということだと思う。
でも開発独裁政府はそんなことは考えない。国内の小さなパイの取り合いに夢中だ。
QT: https://fedibird.com/@minna_iiko/110940413596516582 [参照]