『帝国の祭典』(19世紀〜の万博にまつわる写真とその批評本)読んでる。水晶宮って植物園用じゃなかったのか……!!!ていうのがまず驚きだ……地震台風のない国の発想……
森薫『エマ』、水晶宮に行く回があったと思うけど、今読んだら初読のときと全然ちがう感想になりそう……エマもだけど乙嫁とかもオリエンタリズムやオクシデンタリズムがキツいといえばそうな作品だからな……
二枚目みたいなオリエンタリズムまるだし(東洋=奇妙で醜い、西洋の少女は笑顔で美しい)の画像見ても「この西洋人少女二人、醜く描かれてて哀れだな……」としか思えんくなったのがここ十年の自分の価値観の変化だなあと思う……
水晶宮とか言ってる場合じゃない、このあとのページはもう、何から何までおぞましいキャプションのオンパレードで(著者の文章がおぞましいんじゃなくて表現されている近代の価値観がおぞましい)ちょっと休憩しますわ……
植民地の人たち、連れ去られたり騙されたりで万博会場に来て、アフリカの女性たちは寒いのに上半身裸にされ、身体的特徴が目を引いたひとは「サル舎」に「展示」されていたという……
写真は当時は当たり前だったが今見るとめちゃくちゃぎょっとする