この「偏ってはいけない(「中立」でなければいけない)」幻想って一体なんなんだろうなあ。増税されて保険証を廃止されて、自分の身の回りのルールをどんどん変えられて、いつまで「偏ってはいけない(「中立」でなければいけない)」と言い続けるんだろうなあ。
「これ、私が書いた「虎に翼」の感想へのコメントなんですが、正直、不思議で仕方ないんです。
ドラマや映画、アニメ、小説、漫画、舞台。こうした「ストーリー」のあるものって必ず「色」はついているんですよ。
どんな色かは作品によって違うけど、必ず「色」はある。
じゃないと作れないから。……」
国立大学の学費値上げや給特法改正や永住権剥奪について、ぼくはとても「偏らず」にはいられない。けっきょく、政治や社会や「公」に関するできごとを自分と切り離して、「それはえらい人の仕事」「自分は自分の持ち分をがんばるだけ」と考えられるから「偏ってはいけない(「中立」でなければいけない)」といえるんじゃないかな。その発想は為政者にとってとても都合がいいことなんだけど。