中央集権型のSNSは必然的にユーザーの社会関係を網羅的に取り込むことを志向するので、ユーザー1人あたりの収益は低くならざるを得ない。広告モデルの導入は不可避だ。対して、非中央集権型のSNSは影響力が強く、かつ有料サービスを支払う意思のある人のみをユーザーとしても成立する。例えばお絵描き系だったり、ウェブ漫画関係で課金サービスなどを併せた課金ユーザー専用のインスタンスを作る、ということもできるのではなかろうか。
マストドンインスタンスは容易に引っ越しができるので、コストを抑えた無課金インスタンスの運用を支援しつつ、パフォーマンスの高い課金ユーザー向けインスタンスに誘導する、というモデルもあり得る。
ということで、私は #Fediverse がある程度成長すれば、むしろ収益性が高くなるのではないかと考えている。ただし、Metaのようなビッグテックが登場するのではなく、Basecamp のような小規模〜中規模の事業が多く活躍するようになるのではないか。
#Fediverse でこそできるビジネスモデルに、共同経営型の無課金インスタンスもありうる。 #mozilla のような非営利団体が大規模な無料インスタンスを運用し、特定のユーザー層にターゲットした有料インスタンス運営事業者がスポンサーとなる。無料インスタンスには、有料インスタンスへの移行支援機能が特別に実装されている。その機能では、スポンサーインスタンスが移行先のリストに掲載されている。ユーザーは、ボタン一発で自分が移行したい有料インスタンスへアカウントを引っ越すことができる。つまり、潜在的な課金ユーザーをFediverseに呼び込むための広場として無料インスタンスを協同で支えるのだ。このようなモデルは、ゼロサムになりがちな中央集権型のSNSではなし得ないだろう。
という、#Fedibird にフリーライドしているユーザーの戯言でした。インスタンスの運用者からすればツッコミどころ満載かと思うので、真にうけないように。
様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。