朝活は『宙わたる教室』2話

今回はアンジェラの回
勉強についていけない焦燥感とペンケース事件とキッチン科学は積乱雲(みそ汁)と噴火(すし酢と米酢)

定時制の生徒同士が、親子ほど年の差があるとはいえこんなふうに会話するのにはちょっと違和感があったので、原作では行間から伝わってきたアンジェラのお節介な性格がもうちょっと深堀出来てたらよかったかなぁ

あ、1話は柳田君との出会い編で
彼は(読み取りの)識字障害があるっていうの迂闊にも先生が彼に直接ディスレクシアって言っちゃうあたりの話だった
(実験やってくれた苔ちゃんのは限定公開なのでnotestockで拾って>私)


『宙わたる教室』3話

「火星の人」を愛読していた名取佳澄の回
火星探査機オポチュニティのわだちから、彼女の部活での存在意義をみつけてくれる藤竹先生だった

クラスメートとのODやリスカ問題もあり、見るのが辛い人もいるかもしれない

藤竹先生の望む部活的にはメンバーを一人確保


『宙わたる教室』4話

世代間の衝突で、長嶺さんの回
「人の苦しみはくらべられるものじゃない」と、周囲の苦しみにそれぞれが気が付きだす良い作り
集団就職で上京した長嶺さん夫婦の話を「総合の時間」で進路の話として扱う
科学部のクレータースケール則の実験装置に長嶺さん発案の装置を採用


『宙わたる教室』5話

後半につながる、原作を補完するような良いエピソードだった
世間の偏見の目って誰が作ってるんだろうね?
と考えさせられる部分も

ポスターセッションでのLD柳田君のタブレットの使い方短いショットながらもよくわかって良かった

藤竹先生の過去をチラ見せさせることによて、信頼度があがる構成になってるのもよかった。だからドラマでは1話冒頭から素性を明かしてたのかとかね
激高する研究者、うん、わかるよ…理不尽すぎる

定時制というだけで
制度上だけの平等なんてくそくらえ

定時制は夏休みに補講があり、夏休み期間中は給食がないというのは初耳だったなー。

「どうせ」から「やりたい」まで奮起する流れがよくて
「諦める理由を探すのをやめたい」
前例はやる気で覆せる先例となりますように
「やりたい」を見つけたもん勝ちだよなぁ!
火星特融のランパートクレーターを見つけた佳純

柳田が勢いで言った「火星を作りたい」が、テーマへつながった
「教室に火星を作る」
実現へ向けてGO!


『宙わたる教室』6話

情報オリンピックに自分の価値を求めている丹羽君との出会いの回
重力可変装置に興味を持つまでの過程で、
彼の頑なさは原作よりソフトに感じたけど、家族を思う高校生らしい感じがよく出てた

何かの役に立つんですか?という彼の質問に、「いつか何かの役に立つかも」と返す藤竹先生も良かったなぁ

なぜ通信制の「学校」ではなく定時制高校に来ているのかという問いも良かった
「学校」に来たいんだろというそっけないものだったけど、「学校」という箱の中にしかないものがあるんだよね、、

ラストシーンにJAXAで働く藤竹先生の友人が映って、「ご自分の研究」という言葉を噛み締めてるけど、これは、藤竹先生の生き方も描いてくれそうな感じがしてちょっと期待

今回はーー
自分の子が違う分野とはいえ基礎研究の道に進んでしまった時も「いつか何かの役に立つ」と言ってたなぁとか思いだしたり、
以前に聞いた定時制高校の科学部顧問をしている相互さんの話で、通信制より定時制に来る子は「学校」というところに通うことによって、高校生活をやり直しているという言葉を思い出したりしながら見ていた。
通信制高校は戦略的に高校卒業資格を取る人には向いているけど、所属してたい人には定時制のほうが合っているのかもね

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『宙わたる教室』7話
(浮遊惑星のランデブー)

サブタイトルが秀逸!
一人一人を浮遊惑星に例えているあたり、「自分の居場所は自分で決める」とか
エピソード満載ながら、次につながる不穏な空気も
鍵となるセリフは
「簡単にあきらめちゃダメ」
「怖がらなくていい」
このあたりかな~

石神研究室の助教のポストを蹴っていたのかー。二足の草鞋も自分の信念を証明するため、言い切った藤竹先生かっこよかった
ポスドクを経ないで助教着任だったら藤竹先生めちゃ優秀な人だったんだね
JAXAで働く同期の相澤君も上からのプレッシャーが重荷すぎて助けを求めちゃうぐらい
研究はどこでだってできるを実践している伊之瀬先生が藤竹の心の師なんだろな

「期待していますよ」
相澤には重荷の石神のこの言葉
伊之瀬先生からかけられてたらまた違っただろうか
激励ととらえるようになるといいね

『宙わたる教室』8話

「その気にさせる」のは罪なのか?投げかけてくるねぇ
「身の丈に合った夢」、それでいいのか?

伊之瀬先生の教え子の二人、JAXAでの相澤の現状を描きながら、藤竹が諦めたもの、藤竹の夢を対比させていくかんじ

(才覚があると)「エリートっていう奴は、蹴落としにかかってくる」と長嶺さん。藤竹先生も心当たりがあるよね、、、
科学部でも、柳田過去が足をひっぱってきて、前途多難

頑張ってきたことを諦めるのはつらい
「諦められるのは本気じゃないからだ」
柳田の言葉が刺さる藤竹先生
彼も彼で過去の付き合いをどう払拭するのか

クライマックスに向けていい感じ、残り2話

『宙わたる教室』9話

「君たちが実験でした」と、藤竹先生の懺悔の回だけど、これは彼が自分自身で乗り越えなくちゃいけない問題だからね、うん。朴くんいい子や…

過去のアカハラ問題で失望はしたかもしれなかったけど、
柳田がいう「ここは諦めたことを取り戻す場所」ってのが響くよねぇ

伊之瀬先生の言う「実験は想定外の結果が出てからが本番」
そう、まだ結果は出ていない


『宙わたる教室』10話(終)

口頭発表15校のうちに1校に選ばれた
発表に向けて、英語の先生がプレゼンアドバイスしたり、保健の先生が背中を押してくれたり
伊之瀬先生に報告した藤竹先生の元には先日の続きとして、カリフォルニアでNASA宇宙センターの研究に加わらないかの話がーー

登場人物のセリフに、保健の先生はじめ『「私は」いいと思う』などとの、I(アイ)メッセージが多いのが今回とくに光ってた
自分はどう思っているのか、どうしたいのか
迷える藤竹先生の心を柳田君が察知しているのも良かった

壇上で、「今後は、」で言葉で詰まらせるあたり、いろんな可能性を示している感じ

質疑応答での石神の質問に、研究者としての初心を思い出させるような柳田の回答
「教室に火星を作って見たかった」
「発表によって自分たちの実権がみんなの実験になった」
「どうやったらよくなるのか一緒に考えてください」
藤竹先生に石神のほうから声をかけた時点で藤竹先生の気持ちは晴れたね

これが1話の教室で作った青空つながるあたり、構成も(ちょっと弱いけど)よかったかな

わくわくする気持ちは止められないね


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