今日は晴れて窓の外から見える緑がきれいだ。
夫とのことはなんでこうなってしまったのかなと虚しい思いはあるけれど、こうなったことで見えるものがあって、自分の人生がやっと自分のものになったような気がしていて、そこは良かったと思っている。やっと自分のために、自分に尽くせる自分になれたような気がしている。
両親に愛されることがなかったから長じて距離近く付き合う夫に執着してしまったことで、こんなに話が通じないのだから早く見切りをつければ良かったのに、冷静ならそうしていたはずなのに、いつまでも諦めずしがみついてしまった。自分の気持ちも自分のしたいことも分からず、自分を見つめることのないまま、ただ夫の冷たさ、夫の私への関心のなさに傷つき続けて、なんとかわかってもらおうと(何を?)話を続けてきたけど、自分のことをかけらも心配しない人間に、自分の時間を使い続けるのはとても虚しいことで、何をやってるのか、なんてしょうもない、と自分に呆れてしまった。目が覚めた。やりつくした。だめなものはだめ。もっと大事にすべきものがある、というか、意外と一人でも楽しいし大丈夫だしやっていけるものだと自信がついていた。自分を支え、自分を強くし、自分を癒すものは、よく見渡せば結構あった。