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感情的に電話で話す実母。実父に話しても常に眠たそうで話す甲斐もないし聞き返してもくれない。だから私。身近な相槌相手。実母の今一番の懸念事項に関連の深い医療機関と介護保険の知識がある。うってつけだね。お願いアヤ、助けてアヤ、とメールを送ってくる。家族を襲った病にただただ嘆く。まあそれはそう。健康に変わるものはない。それはそう。でも協力しないと寝覚めの悪い健康問題ももはや私には関係ない。そう思える境地をありがとう。いやだってあなたをなだめて辛抱強く話を聞いて励ましてってしないといけないのか。私はしてもらったことはないのに?そのようなことを言えば、心底うなだれ困りそんなひどいことを家族に言うなんてと嘆かれる。こちらの言葉も真意も受け取る気がない。でも自分の話は聞いてほしい。いびつ。そのいびつさを認識する頭はない。思考とは?状況の把握とは?実母には今の自分の感情しかわからない。対等な人同士、そんなんだと成り立たなくない?という感覚は通じない。だめなんだよね。通じない。よくもこんな人と過ごしてきたな10代までの自分。そりゃわけわかんなくなるよ。未熟な基準しか持たない若い頃にこんな無茶苦茶な人が最も身近な存在だったなら。生き延びて持ち直して偉かった私。最近いつもこの結論に辿り着く。

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