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七草四郎から、天竺徳兵衛、自来也へ

《蝦蟇仙人を日本の文芸に取り込んだもっとも早い例は、享保4年(1719年)に初演された近松門左衛門作の浄瑠璃『傾城島原蛙合戦』である。この作品は島原の乱を題材にした「天草軍記もの」に連なる作品で、天草四郎を下敷きにした「七草四郎」というキャラクターが初めて登場した。七草四郎は蝦蟇の妖術を用いて反乱を試みる。歌舞伎における「天竺徳兵衛」の、「蝦蟇の妖術」「異国」「謀反人」の要素の組み合わせは、七草四郎から受け継がれたものである。
(……)『天竺徳兵衛韓噺』で「天竺徳兵衛」の物語が一つの確立を見たあと、「蝦蟇の妖術使い」の物語は「自来也(児雷也)もの」に継承されていくことになる。「自来也」の初出は文化3年(1806年)刊行の感和亭鬼武の『自来也説話』で、この作品の自来也は義賊であった。》――「天竺徳兵衛 - Wikipedia」
ja.wikipedia.org/wiki/天竺徳兵衛#ci

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