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一年ほど前のメモから、『荘子』秋水篇にある話。

論理学派のコーソンリョーが道家のギボーに言った。
「自分は議論の達人のつもりでいたが、このごろソーシの議論に驚かされて、口もきけぬほどだ。自分にはかなわないのだろうか」
するとギボーが言うに、
「あのソーシという人物は、さらりと自分をほどいて万物の内に溶け込み、すべてを無差別に肯定する境地に達している。ソーシと議論するくらいなら、さっさと家に帰ったほうがいい」
johf.com/memo/024.html#2022.7.

原文はずっと長いが、コアな部分を抜き出せばこんなところだろう。
コーソンリョーは公孫龍、ギボーは魏牟。
人名がカタカナなのは、たぶん漢字に変換するのが面倒だったから。

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