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それにしても岡倉覚三(岡倉天心)の『The Book of Tea(茶の本)』、これオリジナルテキストの英語で一語々々漏らさぬように読まなければならない状況なのだが、EAST meets WESTの衝撃をダイナミックに、そして誠実かつ端的に語った名著中の名著だな。視点は日本にやや偏っているのかもしれないけど、これは著者のルーツや時代を考慮すれば仕方ないこととして、東洋と西洋の邂逅の(衝撃の)瞬間にしか書き表すことのできなかった、そんな貴重な、極めて貴重な証言だと感じる。岡倉天心という一人の人間のその卓越した感覚と、その人を待ち受けていた偶然によるところの、奇跡のようなテキストなんじゃないかと思う。

だからこそ今でも、東洋を内面化した〝私たち〟が西洋というものを理解しようとする際に頼るべき一篇の書なのだと思えるし、また西洋が東洋を理解しようとするときに役立つテキストということになっているんだと思う。

岡倉天心と飲みたかったなー

本当のコスモポリタンの人だったのではないかと思う

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