<Day11-1>
やっとギャラリーで作業できるらしい。フリーランス仕事がややビハインドでそれ気にかかっている。3時過ぎにDenverが迎えに来て、資材などまた車に積んで出発する。自分の乗った車がどのあたりを走っているのかまったく分からない。版権エージェントの仕事していた頃とは動きまわる場所がかなり違うからだ。どこかに寄って大きなテレビモニタをピックアップし、またどこかに寄って今度はアンプ付きのスピーカーを詰み込んだ。スピーカーを積んで出発…しようとしたところAがギャラリーの鍵を自宅に置いてきたと騒ぎ出した。どこまでが演技でどこまでが演技じゃないのか分からなくなるほど騒ぎが大きいので見極めが難しい。

現場。Cがいて何かしている。Aとの話し合いのためにそこにいたということが追って分かった。なんの話し合いだったのかも後ほど知ったけど、こういうのはやっぱり最後の最後までいろいろあるのが普通なのだろうか。個性とかそういう言葉では片付けられない人間性みたいなものが根っこで絡み合っている気がする。C撤収。
そこから先はひたすら作業。4日のオープニング当日にパフォーマンスしろと迫る人がいて、それをその場ではぐらかすための対策をプランA、プランB用意しておくこと。ひとつはアイデアがあるが、ワークするのか?

帰宅後、AとDがひたすら作業を続けながら交わしている会話がところどころものすごく面白い。しかし皆ぐだぐだに疲れ切っていて、ときどき溜息も聞こえてくる。Denverの映像作品をいくつも見せてもらい驚きの連続。明日こそはフリーランス仕事を1本やりたい。そしたら恐怖の明後日がやってくる。午前2時。

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