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<Day02>
おっと。なるほど今はこうなっているのか。こんなの見たこと無かったから何がなんだか分からなくて困ったよ、と言いながらむせて咳込む。……アリセットとデンバーが、映像のプロジェクションを巡り、壁の映像とラップトップをそれぞれ見ながら無限の質問の応酬をさっきから延々と続けている。

そのやりとりを聞きながら、僕は自分の絵のプレゼンテーションについて、そう言えば今回もまたちゃんと細部まで考えていなかったことに思い至る。いつもぶっつけ本番で、そこには密かな後悔もある。本当はもっとできることがあったはずだと毎回のように反省する。だけど結局、そもそも難しいことを考えるのに適した頭が備わっていなかったんだと、開き直るわけじゃないけど自分自身を納得させる。というか、今度のこれ本当に僕で良かったのか? 先方が人選ミスを悔やむようなことにならないか? いったい何をどうすべきか、またよく分からなくなる。すっとぼけて何か分かったふりを装えばいいのだろうか? いやいやいやいや、そんなことさせてもらえるわけがない。できない。だから結局ごめんなさいと内心でつぶやきを重ねながら恥を耐えるしかない。

天気が悪いとはいえ外は明るかったはずなのにいつの間にか暗くなっていて驚き、それから食事などもしたはずだが今夜もまた話し込んでしまい、気がつけば深夜だった。

面白い本が次から次へと出てきた。全部メモした。

食事はプエルトリカンとサルバドリアンの入門コースで、どれもこれも素晴らしく美味しい。

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