適当な朗読を探して、それを聴きながらウォーキング。たまたま出てきた林芙美子の『幸福の彼方』という掌編(短編? まだ途中)、あの林芙美子でさえ女性の登場人物を描写する際「絹子は美しくは無かったけれども、愛嬌が〜」 とかだもんな。そんな時代だったんだろうと思ってしまえばそれまでだけど、当時のその風土のなかで育ったジジババたちが似たようなこと口走ってしまうのは、やはりどうしょもないことなのかもしれませんね。もちろん都度々々ツッコミを入れながら、時代などあれこれ前に進めて行くべきなのは当然として。
こちらも改めて70〜80年代からこのかたの、自分の育った時代の風土に組み込まれていた危うい価値観なんかを見直して、できる限りのアップデートをしておかないと迷惑な老い方をしていくことになりそうだ。