僕にとって中川五郎といえば(プロテストソングを歌うフォークシンガーであることは前提すぎる前提などでさておき)チャールズ・ブコウスキーの最高の訳者だ

ブコウスキーは他にも何人か訳している人がいるが、とにかく中川五郎の訳が最高で、他の訳者では物足りなく感じたり違和感を覚えたり。初めて読んだブコウスキーは青野聡の訳で、それもとても良いのだが、それでも中川五郎訳を読んでしまうと、やっぱりこっちと思ってしまう

ちなみにブコウスキーが神のように崇めるジョン・ファンテの息子のダン・ファンテも破滅的な自伝的小説の書き手だが、そのダン・ファンテの唯一の邦訳の訳者がこれまた中川五郎で素晴らしい

ついでに言うと、ジョン・ファンテの小説は未知谷という出版社から栗原俊秀という翻訳家の訳で出ているが、こちらはこちらで最高だ。

前置きが長くなったが、関東大震災後の悲惨な出来事を風化させてはならないと、その中川五郎が作った「関東大震災朝鮮人差別三部作」という歌がある

関東大震災後のあれこれを調べているうちに、YouTubeのレコメンで上がってきたので聴き直す。ライブで聴きにいかないとな

中川五郎「1923年 福田村の虐殺」
youtube.com/watch?v=nXx-wdR_uJ

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