(続き)→ 1975年刊行の本書は、当時ならではの貴重なカラー写真がふんだんに用いられているのが魅力。
主役である文化財の背景に、今では見られない70年代の風景が写っている事も。
また全ての文化財の所在地が地図に示されており、遺跡や博物館・工房から三線の保有者宅までも記載。
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解説文は簡潔明瞭で、漢字には振り仮名も振られ、大人から子どもまで読めるよう工夫されています。
この本から琉球・沖縄の歴史を紐解くもよし、約50年経った現在の風景と比べてみるのも楽しいでしょう。
川平朝申氏監修による、味わい深い一冊です。