(続き)→ 琉球舞踊は、王朝時代に洗練を極めた宮廷芸能で、明や薩摩の使節をもてなす外交手段でもありました。
明治以降は、庶民に向けた軽快な演目も生まれ人気に。
こちら『琉球舞踊』は、その演目45種のテーマや背景、歌と動きの説明、衣装・小道具の意味などを説明。
まさに鑑賞の手引きに最適な一冊。
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また『沖縄の踊り』(1988刊)は、沖縄の新聞社の芸能担当記者として、琉球舞踊を取材してきた著者によるエッセイ。
振りつけの妙味や演者の個性など、様々な切り口からその魅力を伝えてくれます。
琉球舞踊は、知識が増えるほど深く味わえる芸術。
これらの本を手掛かりに、ぜひ一度鑑賞してみては。