上司から長距離&海外出張を命じられたふたりの女性記者(ひとりは乳児、ひとりは複数児をの母)が「は?!マジで?!」みたいな反応だったのがおもしろかったな…そりゃその反応になるわ…。
性暴力だけではなく、産後の孤立(社会から取り残されてしまった絶望と孤独にはものすごく身に覚えがある)や、育児の困難(幼い娘が女性に関連する単語として「レイプ」を知っているという悲しみ…)や、身体を襲う女性特有の不調(がん検診ちゃんと行こう)や、男性の上司が対応するとまともに話し始める相手(身に覚えがある)など、この世で女の身体で生きるがゆえにふりかかる困難がいろいろと描かれていてよかった。