芸術と自己認識との関係についての考えが少しまとまってきたので書き出してみる。
カテゴリー化は知覚の高レベルな領域で発生する。
感覚知覚は知覚の低レベルな領域である。
低レベル知覚に意識的に戻ることができれば、過度なカテゴリー化などから離れ、最終的には自己認識の歪みなどのような精神的に毒となるものをゼロにとは言わずとも解消できる気がしている。
この「意識的に」戻るためのメディアとして、芸術作品は一つの有効打なのでは。(瞑想もおそらく同じ発想)
芸術作品がそのための十分な力を持つには、予測を裏切るとか、単純な感覚的魅力 (瞬時に感じる美しさみたいなもの) で興味を引き付ける必要がある。
ちょっとまだ想像で言っている部分が多いし、こうやって書くと割と直感的にわかるというか、あまり新規性がない内容だけど。