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Fleischmann/Strauss/Bohn: Liquid Views (1993)
isea2022.isea-international.or

水鏡を模したタッチスクリーンがある。鑑賞者はそれを覗き込むことでそこに自身の映像が映し出され、触れることによって水面が波打って映像が乱れることを体験する。
スクリーンの映像は、その作品が置いてある部屋の壁にも実は映し出されており、他の鑑賞者にそれを観察されたり、自分で自分自身を他者の視点から認識したりすることになる。

ちなみに個人的には、鑑賞者としてこれに参加するのは正直非常に嫌だ。
鑑賞者を強制的に他の人の鑑賞対象にさせるのは暴力的ではないだろうか。参加型アートでは稀によくあるけど。
今回は特に、自分自身を鏡越しに見るという最も内向的な行動のひとつを他者に晒させるという点でだいぶ攻撃性が高いと思う…
この作品は何度か様々なバージョンで展示されているらしく、場合によっては鑑賞者の画像が保存されて、行動が分析されることもあるようだ。作品という体で他人に勝手にそんなことしていいの?と私はどうしても思ってしまうのである。

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