📚【ゆるおすすめ】湯船読書向けの本(3/3)
★文庫1巻完結で雰囲気が良くて私の好きな本
📘ミハル・アイヴァス『もうひとつの街』(河出文庫)
・プラハの街に隠れた<もうひとつの街>を求める幻想冒険譚。最近、文庫が出たばかり。単行本で買って「うおーまさにプラハ小説(不条理で幻想的でわけわかんない)だ」と強烈に感動した記憶があるのですが中身は完璧に忘れ果てていて、今回文庫で読み直して「こんな話だったっけ…?」になっている。記憶よりもだいぶ変。
📗『エラスムス=トマス・モア往復書簡』(岩波文庫)
・タイトルの通りなんですけど、それぞれのキャラクターがそれぞれの文章に滲み出ていて、たいへん良いです。なので、すすめる機会がある時はすかさずすすめる一冊。いつも「もうダメ死ぬ死ぬ」言っているエラスムスは一向に死ななくて、優秀な役人として世事に疎いエラスムスの尻拭いをしてあげるトマス・モアが刑死してしまうのは切ない…
今回はこんな感じで!
特に女性主人公の作品とか、自分でも自覚的にまとめないと忘れてしまうので、思い出すチャンスが出来てありがたかったです!
📚【ゆるおすすめ】湯船読書向けの本(2/n)
以下2冊は読了してないけど割といい感じなので…(読み始めて止まっている)
📕シーラン・ジェイ・ジャオ『鋼鉄紅女』(ハヤカワ文庫)
・固有名詞が中国史な巨大ロボットSF…なんだけど、人間の世界がすげー男尊女卑因習社会で女性は使い潰されてなんぼ、な世界で、村娘の則天が死んだ姉の復讐のためにパイロットに志願する…みたいな話っぽい。やるかやられるかみたいなヒリヒリした世界なので、少しずつ読んでまだ1/3ぐらい。
📙ヤンシィー・チュウ『夜の獣、夢の少年』(全2巻、創元推理文庫)
・20世紀初頭の英領マラヤの華人社会を舞台にした幻想小説…なのかな。まだ冒頭なので、ガラス瓶に入った干からびた人の指、ダンスホールで踊った客から偶然それを手に入れてしまった少女ジーリンは…と話が転がっていく感じ。舞台の土地勘が無くてしばらく寝かしていたのだが、鄭和さんの関係で東南アジアの知識も少しはついて来たので、最近再開したところ。
📚【ゆるおすすめ】湯船読書向けの本(1/n)
konnoさんがゆるぼしていたので、ゆるおすすめ。
※ゆるおすすめなので、希望条件が1つくらいかすっていたら遠慮なくすすめます。
※自分は読後は「面白かったな〜良かったな〜」だけ覚えていて内容は忘れるタイプなので、すすめておいて中身を覚えていないことが大変よくあります。
※あと、自分の積読本の棚卸しも兼ねるので、読了してない本の場合もあります。(おい)
★アジア系・中国系女性主人公のお話(SFとかミステリ)
📘アリエット・ド・ボタール『茶匠と探偵』(竹書房)
・「シュヤ宇宙」と呼ばれるアジア風宇宙文明を舞台とした連作短編集。アジア風だけど中華ではなく、ベトナム+メキシコ(アステカ)なのが面白い。SF風ガジェットは色々出てくるけれども、個人的にはSFの皮をかぶったフェミニズム+移民小説として読みました。残念ながら文庫はなし。
📗唐隠『蘭亭序之謎』(上下巻、行舟文化)
・こちらは文庫だけど上下巻。唐の重臣の姪の裴玄静(詩人李賀の婚約者でもある)が、暗殺された宰相の依頼を受け、たまたま出会った正体不明の医師・崔淼とともに蘭亭序の謎を解く旅に出る…なミステリ。事件がどーんどーんと来る勢いは『両京十五日』にも近いかも。
起きたら脳みそがぐらぐらで布団から起き上がれないので仕事お休みした…(季節の変わり目には稀によくある)
三連休まで頑張れと思ったけど無理だったな。ひと眠りしたら積読本を読んで過ごそう。来週のワタシがんばれ。
にゃーん。寝床にあったかシーツを仕込んだので気持ちよく眠ってしまい、あやうく仕事をさぼりそうになった。爽やかな秋はどこへ行った…
日中友好会館の「長安三万里」上映、11月9日回を増席して追加予約するみたいです。→
https://x.com/jcfc_museum/status/1850458695546929356?s=61
うちの選挙区は4月に補選をやったばかりで、その時は、ただでさえ汚職と区長選に絡む公選法違反(という名の自民系候補同士の潰しあい)とで2〜3人ごっそり抜けたというしょーもない事情なところに、他の候補の選挙カー追い回して公道に誹謗中傷垂れ流したり演説妨害して逮捕されたバカとか、支持者というよりファン?みたいなおっさん達が並んでカメラ位置確保するような全国区知名度の極右落下傘候補とかが立って、とにかく治安が最悪くてだいぶメンタル削られたので、こんな短期間のうちにもう一度選挙するとはふざけるなの気持ちが強い。前回はほんと、ナチスが台頭したワイマル末期の選挙ってこんな感じだったのだろうかと思うくらい、治安が悪くて怖かった。今回はまあ、支持しない候補者も含め、地元で継続して活動している人が割と多いので、一応民意を問う選挙ではあるかなという感じ。
マキノヤヨイです。創作集団こるびたるの中のひと(もしくは外のひと)。ここは、主に創作活動のゼミ発表的な使われ方をしている場です。