全盲の筆者がスマホを使うようになって、生活面、精神面でどう変わったかということをまとめた本を読んだ。
この方、昔会ったことがあって何となく想像できるのだけど、ITリテラシーは比較的高めだけどIT業界の人ではない人で、この年代とかいろいろ考えるとかなり使いこなしてる方の人だと思う。
視覚障害当事者のIT利用について興味がある人は面白く読めると思う。
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ただ、エイブリズムということを意識するようになった後で読んだので、筆者がそう考えているかどうかは別として、彼女の行動や考え方、それと類似した自分自身の行動や考え方が、あらゆる意味でエイブリズムを避けて通れないものだということを頻繁に考えてしまって、大変重い気持ちになった。

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ちなみにさっき書き忘れたけど、この本の著者の感覚はかなりの部分で僕も同感。
僕の場合はパソコンの使い始め、パソコン通信、インターネット、個人ページの開設、スマホの登場という感じでなにか新しいことが起こる度に得てきた感覚を、彼女はスマホの登場でまとめて得たんだろうなという印象。
スマホは基本的な使い方さえ身につけられれば、新しいことに比較的挑戦しやすいというのもあるのだろうなと思う。

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