ようやく観てきた『落下の解剖学』
映画を観た後だと余計にそう思うタイトルの秀逸さ。そのままを日本語にした邦題もよかった。一つの転落事件から、その家族をゆっくり時間をかけて解剖していく様を見届けた152分だった。夫婦の口論のシーン、これ、ものすごく沢山の人が、知らず知らず自分達に重ね心の内を覗き込んでしまったんじゃないかな。私はそうだった。真実は何かではなく、自分は何を真実と決めて生きていくのか。
サンドラ・ヒュラー凄かったな。いい俳優よね。『希望の灯り』しか観ていなかったから今度『ありがとう、トニ・エルドマン』観ます。