フォロー

今さらになって「愛」の大切さに気がついた。対象が人間に限らず、自分が情熱を傾けられるモノは、自分が「愛」を実践できる機会を与えてくれる。

多くの人は愛されることに、ご執心だが、いちばん大切なのは自分が「愛する方法」を学ぶことだ、と有名な古典にも書いてある。なぜ、それをしなくなったのだろうか。恐らく、資本主義が加速しすぎて、人すらコモディティ化してしまったからだろう。自分が与えてあげるより、選ばれる存在になることに重きが置かれるようになったから。

科学技術は発展したかも知れないが、この変化によって、多くの人は、自分が心から対象を愛することを忘れてしまったようだ。他人に与えられた「それらしきもの」を信じて均一的な価値観をもつ生物に仕立てられる。そして、社会の都合のよいように使われる。そんな中で、自分自身への愛がない人間が、どうして他人に対して愛をもてるというのだろうか。

近年の少子化は、こういう要因もあるのかと。自分の人生でありながら、自分の人生として歩めていない。金だけで人は動かないのだ。そりゃ、生物として滅びる方向に向かってゆくだろうな、と思えてならない。

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。