David D. Burns 氏の Feeling Good (邦訳『嫌な気分よ、さようなら』)を読んで、他人が自分を、どう評価しようが、どうでも良いと思うようになった。
自分が正しいと思うことをしていれば、疚しい気持ちにもならない。他人の期待に沿わなければ、と思っても、それは自分が対応してあげることではない、と切り捨てられるようになった。
自分の中での思考の堂々巡りは、この本を繰り返し読んで、実践すれば解決するのかと。ただ、社会を見た時、多くの人たちが、この本の中の言葉で「認知の歪み」と呼ばれる、思考の罠にハマっているのが、よく理解できた。こうして、他人を騙し続けてきたのだな、と。
クリスマスや誕生日になると、酒を飲んだり、ケーキを食べさせられ、銀行に行けば、勝手に100歳まで生きることになっている。自分の考えで生きてゆくのに必要な勇気を育てるのに良い本だなと。
本自体は、うつ病などの精神疾患に苦しむ方のために書かれたものらしいのだが。うつ病で、この分量の本を読むのは無理なのかと。「我が家の教典」として、子どもに読ませてやるのに、良い1冊かと。
私が死ぬまでに、「これは!」という本のリストを、子どものために作成しておいてやりたい。