妻が『金瓶梅』という中国の古典を強く勧めてくる。邦訳も出ているのだが、内容が原文でも難解らし。解説のために非常に噛み砕いた内容の Podcast を妻は聴いて、私に本を勧めてくる。
あらすじは、利己的で非常な主人公が一商人から、政治力をもつ人間に昇り詰めてゆく。が、最終的には、自分がやってきたのと同じように、より狡猾な相手に出会い、自滅の道を歩んでゆく、というものらしい。
全体を聞くと、因果応報というか、盛者必衰というか、そんな感じかと。が、妻としては、詰めてゆく人心掌握術に注目して欲しいとのこと。漫画『ベルセルク』で言うと、蝕の前までが見事に描かれているらしい。
邦訳でも読む気が出てこないくらいなので、ネットの情報を調べてゆくと、どうやら中国人には古典的な官能小説というイメージがあるらしい。それくらい主人公は盛んな男とのこと。少しは興味が湧いてきた。