外国語の読解って、どうやったって逐語的に分解しての文法訳読から入らざるを得ないんだけど、その段階で読み取った各部の意味を整理統合してひとつの「文意」として理解していくスキルは国語教育の中できちんと身につけられるようにするべきものなんじゃなかろうか。
ひとつひとつの文意を統合して、長文全体の「読解」につなげるスキルも然り。
まぁ、「逐語的な解釈から入らざるを得ない」という外国語学習の特徴を利用して、個々の語句の意味の理解から長文全体の読解へとつながる道筋を俯瞰的に身につける、という方略も考えられるが。