受験シーズンも後半戦だけど、中学受験はほぼ終了な感じ。
自分自身、いくつか異なる立場で中学受験を見てるんだけど、中学受験のここまでの過熱はホントに異常だと思う。
だいたい偏差値60あたりより下の学校だと、公立中学校の中位~上位層と学力はあまり変わらない。
ボリュームゾーンといわれる偏差値50前後あたりになると、公立中学校の中~上位層の方がまちがいなく「できる」。
これだけで言うのはいささか乱暴だが、「教育の能力」という点で公立校は大部分の中高一貫校と遜色ない、と言っていい。
にもかかわらず、中学受験がこれだけ過熱してしまうのは、公立校に対する「信頼」が低くなっているのが大きな原因だろう。
自分は中学受験を否定はしないが、教育のセーフティネットであるべき公立校がここまで信頼を失うほどないがしろにされてしまっている状況は、社会として相当にヤバい状況だと思わざるをえない。
公立学校にきちんとカネとヒトを投入していかないと、ホントにこの国はマズいことになるよ。