https://twitter.com/zmblb7b9fv7xkpn/status/1627866507110907905?s=46&t=4rxV35VSk-AWK2R8May9YA
私的には黒人女性が言ってることは真理だと思うし、実際に私も黒人だって白人を殺すこともあるのになぜ人種が逆転しただけで差別になるのだろうといまだに考える。
差別を語るにはどうしても「属性」に焦点を当てなきゃいけない。でもそこに目を向けてしまったら、じゃあ同じ属性の人同士が迫害や暴力をしても差別ではなく、問題にならないんですか?ってなる。これがツイ主の「差別を叫ぶ人こそ差別主義者」の背景だと思ったんだけど、元ツイをよくよく見ればツイ主が黒人女性の主張を履き違えてる感じあった。
差別という概念がはらむ矛盾に対して黒人女性は「属性に関わらず迫害や暴力は駄目だし、"差別"という概念を用いて属性ばかりに注目することで属性を越えた迫害・暴力を透明化してる」ってことを言いたかったんだろうけど、どうやら元ツイは「ある思想を差別だと言う人こそその思想を差別している。だから真の差別主義者は差別と主張する側」という文脈のように受け取られる。だからそもそもの論がズレてるんよな。
黒人女性は「暴力そのものが駄目、そこに黒人も白人も関係ないからBLMを叫ぶのは無意味」って言ってるけど、前提として属性は関係なく暴力や迫害はもちろん駄目。でも相手への差別意識を引き金にその2つに発展する場合もあるから、まずは差別があるということを認識して、それを無くすことによって結果的に排除も無くなるんだよ。もちろん差別感情とは関係なく酷いことをする人もいる。それももちろん駄目。でもだからといって差別がないなんてこともない。彼女が意味してるのは、「差別を気にしすぎて属性が関係ない不正を無視するのは駄目だし、差別(属性)に注目するほどそういうタイプの悪を軽視してしまう」ということだと思う。でも今ある差別を無視するのも間違ってるし、だからこそ彼女のセリフの後半部分には反対するね。