差別の構造が抱える矛盾については私も賛成だけど...例えば、BLMを訴える白人女性は自分の独善のためにBLMを消費しているように見えたし、黒人女性はそもそも差別がないかのように語ってた。でも現実には黒人差別があり、その被害者もいる。だからBLMの活動自体には意義がある。少なくともあの動画に関しては、一方は差別の構造を自分の利益のために悪用し、もう一方は差別に対して声を上げることには意味がないと思ってる。差別そのものは存在するにもかかわらず。おまけに元ツイやそのコメントからわかるように、問題の本質を見逃している人が無数にいるから事態はますます混沌する。この場合、一人一人が立ち止まって忍耐強く問題の核について深く考えることが大事。もちろん私も含め。
黒人女性は「暴力そのものが駄目、そこに黒人も白人も関係ないからBLMを叫ぶのは無意味」って言ってるけど、前提として属性は関係なく暴力や迫害はもちろん駄目。でも相手への差別意識を引き金にその2つに発展する場合もあるから、まずは差別があるということを認識して、それを無くすことによって結果的に排除も無くなるんだよ。もちろん差別感情とは関係なく酷いことをする人もいる。それももちろん駄目。でもだからといって差別がないなんてこともない。彼女が意味してるのは、「差別を気にしすぎて属性が関係ない不正を無視するのは駄目だし、差別(属性)に注目するほどそういうタイプの悪を軽視してしまう」ということだと思う。でも今ある差別を無視するのも間違ってるし、だからこそ彼女のセリフの後半部分には反対するね。