1987年の上映当時は手持ちの金がなくて観に行けなかった『風が吹く時』。この夏のリバイバル上映でようやく映画館で観られました。
あの変な政府発行のサバイバル教本みたいなリーフレットは本当にイギリスで発行されてたんですねぇ。
人が良くて政府を盲目的に信頼する「理想の国民」が救いのない最期を迎えるのを美しいけど容赦のないアニメーションで表現する名作ですが,最初の公開から30年以上経って,"under contorol"に大喜びしたり現状追認型「現実を見ろ」と説教かましたりするような脅威から目を背ける術だけは発達している状況では,響く人と響かない人は当時より明確に分かれてしまいそうです。
けど,観た方が良いですよ。