うーむ,『ジャン=ポール・ベルモンド傑作選GRANDFINALE』もぼちぼち終わりか。
最初の傑作選から全部観たけど,まだまだ観たいと思う。
金のない学生の時はたまにベルモンドの出演作が公開されても特に注意を払ってなかったのが今更悔やまれる。
で,今回公開の3本中では『レ・ミゼラブル』が出色の作品で,これがロードショー以降埋もれたままの作品だったのかと驚く。
舞台を20世紀前半に移しながら原作と行きつ戻りつで何の違和感もなく観られる良い構成。悪意は頂点のようなナチスだけでなく遍在するものとして第二次大戦下のフランスの状況をぐりぐり見せるのは「忘れさせませんよ」て感じがする。
ベルモンドは『パリは燃えているか』でもレジスタンス役やってたのでこれで2回目かな?