何だか流れてこないな〜と思っていたら、こんなところに!
復活リクエスト、送っときますよ〜。


フォローしました❣️ありがとうございます😊


とりんちさん!もうビックリしましたよ〜。
マストドンがあって良かったです😭
早く解除となりますように🍀

こざるカフェ さんがブースト

本日の朝日新聞より、「成人の日」サントリー広告の伊集院静のエッセイ。
文中に――

この国はアジアの中で、いや世界の中で、美しい水に満ち、美味しい水にあふれ、素晴らしい自然に恵まれている。その国の上を平然と兵器が飛ぶことを許してはいけないのだ。断じて許さない。そういう大人になろう。誇りを捨てるな。
今までの大人のやり方ではダメなんだ。さあ立ち上がろう。新しい日本人になるために。

――とあり、彼の傾向からして例のミサイルのことを指して「その国の上を平然と兵器が飛ぶことを許してはいけないのだ。断じて許さない。そういう大人になろう」「さあ立ち上がろう。新しい日本人になるために」と焚きつけていると思われる。
けれどもナショナリスト視点であるがゆえに日米安保「断じて許さない」にも読めてしまうという、なんとも不可解な一文になっている。

"小さな渦巻" 茨木のり子

ひとりの籠屋が竹籠を編む
なめらかに 魔法のように美しく

ひとりの医師が
こつこつと統計表を埋めている
彪大なものにつながる きれつばし

ひとりの若い俳優は憧憬の表情を
今日も必死に再現している

ひとりの老いた百姓の皮肉は
〈忘れられない言葉〉となって
誰かの胸にたしかに育つ

ひとりの人間の真撃な仕事は
おもいもかけない遠いところで
小さな小さな渦巻をつくる

それは風に運ばれる種子よりも自由に
すきな進路をとり
すきなところに花を咲かせる

私がものを考える
私がなにかを選びとる
私の魂が上等のチーズのように
練られてゆこうとするのも
みんな どこからともなく飛んできたり
ふしぎな磁力でひさよせられたりした
この小さく鋭い竜巻のせいだ

むかし隣国の塩と隣国の米が
交換されたように
現在 遠方の蘭と遠方の貨幣が
飛行便で取引きされるように
それほどあからさまではないけれど

耳をひらき
目をひらいていると
そうそうと流れる力強い
ある精緻な法則が
地球をやさしくしているのが わかる

たくさんのすばらしい贈物を
いくたび貰ったことだろう

こうしてある朝  ある夕
私もまた ためらわない
文字達を間断なく さらい
一篤の詩を成す
このはかない作業をけっして。

Fedibird

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