今朝、4時前にふと目覚めて「そう言えば」と見てみたソウルのバス運行情報アプリ。
ソウルのバスには、いわゆる朝夕ラッシュのほかに「早朝ラッシュ」というものがあり、都心部の事業所や学校の清掃業務に関わる人が「清掃先の営業開始までに作業を終える」ための出勤ラッシュが、なんと朝4時台前半にあります。ソウルは電車だと距離制運賃ですが市内バスは電車初乗り区間と同額の均一運賃なので、清掃業に従事する所得層の人たちは家賃の安い遠方に棲み、4時ちょうどに車庫を出発する市内バスの始発時間帯で市内へ通うのです。
そして土曜・休日も清掃業務はあり、今朝も4時前から続々と、路線によっては2台続行や1分おきに連続4台など「早朝ラッシュ」の様相が見えました(146番バスは早朝ラッシュの極北で平日は3時50分始発から連続10台での運行となり社会問題にも…)
都市で暮らしてゆく、様々な場面に思いを寄せる朝となりました…
江戸期から昭和高度成長の頃までの「瀬戸内独自の文化」だった牡蠣船、陸に上がって常設店として営業しているところもあり、その経緯の牡蠣料理メインの料理屋が兵庫県高砂市にもあったりします。
http://www.restaurant-kakikoh.com/
高砂の街は江戸期の北前船ルートにおける「大坂に至る前の最後の拠点港」として物資の集散だけでなく帆船の補修・美装(大坂へ綺麗な姿で入港して箔を付ける)でも賑わった街で、明治の開化後も近代産業の拠点として賑わったので牡蠣船も来訪していたようで、その流れで常設店として今も残るのが「かき幸」さん。ここの牡蠣料理はけっこう評判が良いようで、播州へお出での際は堀川の船溜まりや帆船補修の帆布販売で財を成した屋敷など見学がてら、牡蠣船由来の味を楽しんでみられては…
ライターだか妄想だかをしてるっぽい引きこもりオヤジ