江戸期から昭和高度成長の頃までの「瀬戸内独自の文化」だった牡蠣船、陸に上がって常設店として営業しているところもあり、その経緯の牡蠣料理メインの料理屋が兵庫県高砂市にもあったりします。
http://www.restaurant-kakikoh.com/
高砂の街は江戸期の北前船ルートにおける「大坂に至る前の最後の拠点港」として物資の集散だけでなく帆船の補修・美装(大坂へ綺麗な姿で入港して箔を付ける)でも賑わった街で、明治の開化後も近代産業の拠点として賑わったので牡蠣船も来訪していたようで、その流れで常設店として今も残るのが「かき幸」さん。ここの牡蠣料理はけっこう評判が良いようで、播州へお出での際は堀川の船溜まりや帆船補修の帆布販売で財を成した屋敷など見学がてら、牡蠣船由来の味を楽しんでみられては…