気候危機特集の短編小説3本は、どれも倫理的にも美的にも背筋の伸びた感じの佳品。3本ともお勧めだけど、個人的に一番好きだったのはこれ。荒れ地を再生する機能を持った「ヒツジ」が登場する津久井五月「われらアルカディアにありき」。
https://planet.kaguya-sf.com/stories/warera-arkadiani-ariki
ついでに宣伝すると、上記の気候危機特集の公募にあたって書いた拙作がこちら。講評で佳作として取り上げていただきました。
一部読者の性癖に確実に訴えると好評の、熱帯と植民地をテーマとした仄暗いBLです。
こちらもぜひ読んでみてください!
氷の王権 - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/16818023213111368280
堀川夢による書評はアンナ・カヴァン『氷』。これは私にとって今までで最も、読み終わった後にどう受け止めていいかわからないSF小説のひとつだったんだけど、この書評を手掛かりにもう一度読んでみようかな……