【唐突な水都語り】
水都百景録の同性愛黙殺と異性愛偏重については思うところもあるけれども、当時の社会的・思想的状況を踏まえると、異性愛については、現代的な「対等な男女の関係」を導入するだけで現代のプレイヤーの納得感と当時の家父長制への批判と当時の思想潮流の変化(馮夢龍の「山歌」とか)の説明が3つながら可能になるのに対し、当時の(特に男同士の)同性愛は権力勾配を前提としたものなので、現代の価値観にとって違和感のない内実の同性愛を導入するには、歴史的な家父長制に関する部分のそれなりの改変が必要で、しかし封建的な家父長制への批判があのゲームの根幹にあるので、なかなか作り方が難しいのかもしれないなというのが現時点での認識。そのうちちゃんと書きたい。
なお、探検ストーリーというか董其昌回りの「19世紀かよ」なヘテロロマンチック・ラブ・イデオロギーは、多分、水都の董其昌というキャラに付随するバグというかギャグなので、とりあえず薄目でやり過ごして欲しい。蘇州府と杭州府の探検ストーリーは男女の恋愛をフックにしつつも、それにとどまらない話になってるので。個人的には、史実でのクズofクズ男・董其昌をしれっと恋愛ゲームのプリンスみたく造形しちゃった解釈センスはある意味天才だなと思っている。
よなよなエール大好き おうちビールはこれがいちばん
それはそれとして、ヘロドトスものの文芸作品だと、おすすめは中島敦の「狐憑」かな。「山月記」読んだ後ぐらいに学期末に国語の時間が1時間余って先生が選んで読ませてくれた作品。大好きだしすごく影響を受けたので、先生には感謝している。(それを言うなら、「木乃伊」と「文字禍」もヘロドトスものかな…?)
https://www.aozora.gr.jp/cards/000119/files/618_14528.html
あとは佐藤哲也先生の「サラミス」これは超絶面白いので読めとしか。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07572FB1F?ref_=cm_sw_r_cp_ud_dp_C3DWBMTSEY5DE55CGX58
他にどんなのがあるかしらん。割と視界が狭めなのでおすすめあったら読みたい。
お部屋が散らかりなみんなにおすすめ
共感と「そうすればいいのか!」と温かな爽快感が詰まってる
井上まい『大丈夫倶楽部』第一話
https://manga-5.com/content/00130001?p=8
井上まいさん二次創作から知った漫画家さんなんだけど、原作抜きでこの人の漫画が好きだ……ってなり、今は作家さんのファン
映画『セッション』視聴 感想殴り書き すごい映画だった
見ている世界が違うゆえ怖いほど理性的に倫理観が欠けていて熱量が凄まじいこの感じ、すべてが完全にパワハラなのだけど、私も心のどこかでこういう本気を求めてしまう時があるな……と苦笑いで見た
それに命懸けてる人にジャッジされる恐怖の場に立ちたい、それを超えて鼻を明かしてやりたい、許せん、同じ世界を見ているこの人にしかわからないやり方でぶん殴ってやる、みたいな暴力的でストイックな気持ち、久々に思い出せられた
実際には「ここまでできない」とセーブする道を選ぶ人がほとんどだと思うし(作中でもそういった人々が出てきた。彼らはその道に入ったことで癒えない傷も負った)、私もその一人だけど、それでも主人公のアンドリューには共感してしまった その道を選ばなくても、誰しもがもつ本気と闘志だと思う
色々書いたけど、まさに言葉で書くことのできない、映画、物語だからこそ伝えられる衝撃、メッセージだったと思う
俳優さんたちの演技もすごい 途中から映画見てるの忘れるくらい目の前に「いた」 おすすめ
家が散らかってるのはいつものこと、なのですが、ここ2週間ほど家の汚さにより常時精神的ダメージを食らうレベルに達してきたので、今日はお掃除をします
床に落ちている服を拾うとか、玄関に横並びしてる鞄を元の場所(ここには現在服が積んである)に戻すとか、プラごみの袋がいっぱいで蓋から溢れているのを二つに分けて縛るとか、そういうレベルの片付けをします 月曜から順々にゴミを出してゆけるように
私と同じような人、もしよかったら、エアーで一緒にがんばりましょう
向斜陽さんのおだんごカバー、シースルーっぽくてとてもおしゃれ
あと私の絵力がぜんぜん追いついてないけど、線細そうな雰囲気を纏いつつかんばせは割と男っぽくてそれも素敵
なんとなくだけど狄青さんと同じ絵師さんかな?という気が少しする
https://twitter.com/suito2022/status/1730142120843898881?s=20
つづき&まとめ(がっつりネタバレ)
特に「玉砕と言ったのに、兵が生きていてはまずい!もう一度突撃させろ!」という中間管理職の台詞や、特攻させておいて自分達は命が惜しくて逃げた上、贅沢三昧で偉そうにしてる描写など、はっきり「醜悪」に描き通していて良かった
必死な主人公たちに対する「底辺の奴らが這いずり回っている、ああはなりたくないもんだ」という台詞もわかりやすくそれらと重ねられていた
わかりやすい、そう、マジで超わかりやすい映画だったと思う なんというか、見たい人に見せるために作った映画じゃなく、大勢のライト層に知ってほしい伝わってほしいという気持ちで作られた映画なのかなと思った あえて攻めず尖らず舌触り良くして強いメッセージを染み込ませたいという計算もあったりするのかな……
個人的には一度見たら満足 でも良い映画だった
ゲ謎の第二次世界大戦の描写(感想)
話題のゲ謎見てきたんだけど、第二次世界大戦の描写、確かに、かなり真っ当だった グロなしって意味ではライトだけど、批判の方向性と意思ははっきりしてて、ライト層に訴えたいときの描き方のバランスってこうとればいいんだな……と思いながら見た
水都百景録(江南百景圖)の漫画や絵 (桂英さん宗保さん夫婦多め)/ ときどき町活🌺 20↑/ 映画感想/ 美味しかったごはん/ 転載禁止Do not Repost.(boostはOK) / 歴史創作はお休み中 / フォロリクお気軽に🙌
#mastodonガチ中華部 #水都二次活