両京十五日下巻 済南府 感想(がんばって言語化) つづき
この朱瞻基は、お守りしたくなるし、付いていきたくもなる、魅力的な人だと思います
な、呉定縁… 君が一番よくわかっていると思うんだけども…
というかあの呉定縁が太子に誓いを思い出させて執念を蘇らせるからの、馬で逃げながら「"お前に関係ねえ"と"オレに関係ねえ"その二つが言えたら、天下にこれ以上の快事はない」「あいつらはいつも"人君らしからぬ"と言いおる、それこそ"お前に関係ねえ"だ」と言いながら、だが、と矜持をもって死ぬをよしとする覚悟を決める太子、の一連の流れ、倒れるかと思いました
呉定縁の「じゃあ、娶れ!オレに関係ねえ!」からの太子の輝き、圧倒的名シーン
両京十五日下巻 済南府 感想(がんばって言語化) つづき2
でも朱瞻基と呉定縁が蘇荊渓のことが好きだ娶るだと盛り上がってるの、蘇荊渓の「あのお馬鹿さんたちは女が男に付いてくるのは当たり前だと思っているから、私が同行する理由など深く考えない」という台詞と合わせるとあ〜って感じもある
蘇荊渓の意志で断られるという発想がうすい(断られそう)
少なくとも朱瞻基は蘇荊渓の賢さや誇り高さや優しさをよく理解していても、彼女の中にある強い意志の存在にあまり考えが及ばない感じ…