8月に読んだ本
・三体 死神永生(上)/劉慈欣
・三体 死神永生(下)/劉慈欣
・精霊に捕まって倒れる/アン・ファディマン
・水中の哲学者たち/永井玲衣
・人はどう死ぬのか/久坂部羊
「三体」、恋愛描写は最後まで苦手だったけどSFパートと展開の読めなさには圧倒された。2の黒暗森林で終わりにして良かったと言う感想もよくみるけど、私は死神永生あってのひとつの物語だと思う。
「人はどう死ぬのか」もすごく良かった。「延命治療はしません」と日頃言うのなら、実際にいつどういう選択をすべきなのか。そもそもどうして人は死を怖がるのか。他にも死への恐怖や安楽死問題など死に関するテーマをかなりはっきりとした物言いで書くので、少し驚くけど納得する。人によっては拍子抜けするかもしれない結論も私には響いた。