うーん。。。。
コミックDAYSの読み切りの件、
1920年代のアメリカでの、黒人差別を扱ったものだったんだけど
よくオタクが言う「日本には009があるから昔からアニメで人種差別を扱っていた」って話、
文脈として「ネイティブアメリカンやブラックのキャラクターを出せていたことがアメリカより先んじている」のような使われ方をするんだけど、
それをアメリカの資本とアメリカの媒体で出すことの摩擦と、
日本資本と日本媒体で出すことの摩擦、
この差はとてつもなく、途方もなく大きい。
アイヌや琉球、強制連行、慰安婦をきちんと扱うことすら難しい国のサブカルチャーで、よその国の人種差別に涙を流す、、、
おれたちにはおれたちのやることがあるんじゃないのかい。
この前、ジャンプラで関東大震災の朝鮮人虐殺に端を発するSFが出ていた。小池百合子が認めようとしない虐殺についてジャンプラが読み切りで扱うこと。
もうこのくらいはやるんだと思っていたんだけど。
うーん。。。。
うーーん。。
Webアクションやトーチ、路草といった大きくはないウェブ媒体のマンガで差別を扱うことは見かけるし、
この前ジャンプラ(集英社)も読み切りでやったし、KADOKAWAは全体はクソ会社ではあるけどコミック部門はキレキレだし、講談社だって大きな会社だから差別を指摘するマンガコンテンツはあるのに、
もうちょっとこう、と願ってしまうのは、それは。。望みすぎなのかな
オレも思ってはいるんですけど。
「漫画はエンタメであって、ジャーナリズムを凌駕する働きを求めてもらっちゃ困る、それはジャーナリズムの仕事でしょ」とは。
ただ。。
2023年の『画家とAI』は、徴兵のあるヨーロッパ社会(一次大戦かな)戦争批判で、それ日本舞台でやってくれたらな〜!!とは思ってたんだけど、AI倫理への問いや美術の発展の経過とかを盛り込んで面白い試みだった。
おれは音楽のことは何も知らないけど、少なくとも「マンガ表現で音楽を表す」のは、『BLUE GIANT』とか『地味な私とヘンなおじさん』とかはもうあって、(これは小学館と集英社か)、
三大出版社講談社の賞ということであれば、もう少し望みたい。