『解体屋ゲン』第1040話
人工知能の反乱?

ビル解体のプロフェッショナルにして零細解体会社の社長ゲンさんが、建築技術や業界、また人材や労働法に至るまでリアルに踏み込む。

今回は大企業、住菱の技術研究員の谷が作った人工知能搭載ロボットによる、建築を通した少子化対策の提案。

提案でしかないんだけども、

「建築業界にできる少子化対策とは、団地をすべて建て替えて4LDKにして子育て世代に安く貸すこと」という案を、人工知能たちが人間(ゲンさんたち)に熱弁する。

住居って侮られがちだけど、借りられる部屋のサイズでこどもを育てられる限界は確実にある。わたし自身、こども2人が大きくなるにつれ、これ以上都内の駅近にいるのは無理だと地方都市に引っ越したクチなので、そのへんは実感がある。

ただAIたちは「政府を主体とし、団地を増やして社会保障費を投じてこどもをたくさん増やすべき」という、うーん過去どこかの国で非常に聞いたことあるぞ(ゲンさんもやや懐疑的に聞いているふうに描かれる)

「建築業界にできること」としては有効なんだけど、実際は労働時間の短縮や教育費の補助なんかも絶対に必要という指摘はある。

とはいえ問いとしては有意義だと思う。どの業界も自分にできることは考えていくべきよね

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建築業界は関係ないけど、おれはわりと、「労働時間が一律、週4で6時間」になるだけで少子化対策になると思うよ。

その時間でよければ父母共に仕事辞めなくて済むし、こどものいない人が育児世代のカバーする負担だって減るし、今、週5日8時間労働は無理な人も働けるし、労働力不足の解消にもなるわけじゃん

おれが若い頃、まだこんなにチャットツールも決済システムも進化してなくて、総務にハンコもらいに行くのに小1時間、とかって結構あったんだよ。もらいに行ったら総務の人お昼行っちゃってたから自分もコーヒー飲んでまた出直してちょっとおしゃべりして、みたいな。

今、システム化して5分で済むし、向こうもまとめて処理するから5分で終わるわけじゃん。その短くなった時間分どうしたの?それかき集めたら8時間も会社にいなくていいと思うんですが。というかそれが効率化だったはずでは

なんで効率化もして技術も上がって対応内容が高度になってるのに賃金は下がって労働時間は減らないの?どこに吸われたのぼくらの「時間」??

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