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「世の中に発達障害が増えている」の話、これはたびたびリピートしていきたいのですが、

発達障害者は、社会が超~ゆるくなっても増え続けます。

なぜなら発達障害とは「神経系障害」のことであって、社会の在り方を問わずその神経系の偏りは「在る」からです。こどもが生まれる以上、新生児のうち10%くらいの確立で増えていくのは確実です。

たぶん「発達障害が増えるのは社会が厳しすぎるから」という説を支持する方は、健常発達・発達障害問わず、社会から弾かれた人→発達障害と認識されること・・・を言っているのでは?と推測します。

その話はその話として、
神経系障害を服薬やガジェット、その他工夫で最適化していく事が混同されないよう願っています。

例えば聴覚や視覚、触覚などが非常に過敏で、ちょっとした音や光、普通に流通している化学繊維などで、健常発達の人が想定する何十倍ものストレスを受けてしまう人がいます。こういった特性を持つ場合、社会の在り方とは関係なく生活しづらさがあります。世界から音を消すことはできませんから。

「障害者は社会に阻まれているから「障害」者」という考え方を障害の社会モデル、というのですが・・・医学的な障害もまた確実に存在します。社会の緩和と医学の充実、両輪で生きやすくしていきたいですわね。

あとね・・・・

たぶん、今後の話、

あと10年、15年くらい後だろうか、

「発達障害者に」「されてしまう」という言い方自体が、通用しないシーンはちょいちょい出てくると思って、

なぜかというと、教育に熱心な地域・ご家庭の発達障害児童らは、自分の特性をゴリゴリに見つめ、それをカバーする方法をマジ練りしているので

「イヤホンつけて在宅させてください、何万行でもコード書きますよ」とか「書類丸投げOKのアシスタントさんつけてくれれば、その人の分まで何百件でも客先回りしまーす」とかっていう、マッチョ発達障害者がゴリゴリ台頭してくると思われるので(そしてそのタイプの発達障害者はたいてい空気を読まないのでゴッリゴリいくはず)

当然そうじゃない発達障害者もいるのだけど、なんか・・・ここんとこ見る「社会適応できない健常者が発達障害認定されている」みたいな記事とかは、わりと現実感がなくなってくると思う。

社会がどんなに発達しても、資本主義的な意味で社会に適応できない人はどんな属性にも・・・定型発達・非定型発達問わず一定以上いて、そういう人もフツーに暮らせるように福祉があるので、頑張る人は頑張ればいいの。その人らが頑張って稼いで税金納めてくれると福祉にもお金が来るので、ぜんぜん頑張ってもらった方がイイ。

発達障害者、というのは神経系の凸凹があるだけなので、凹の部分が服薬やガジェットで取り返しがつくタイプの特性で、性格的にもパッカーンと開き直れるタイプはこれからどんどん進出してくるはず。

ウチの自治体の発達支援センターの施設長さんがご自身もADHDで、「いや発達障害くらい大丈夫大丈夫、むしろ不得意部分ほっといてガンガンいきましょー!」みたいな明るい人で、こういう人に支援してもらえるコたちはイエーイってくるんじゃないかなあ、なんて思っててるのね

この施設長さんと会ったのが、わたしが精神保健福祉士の資格取って福祉業界で働きたいと思ったきっかけ。

ADHDでもやれんじゃん!って思えたので。

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