二十歳くらいのころ、道すがらの見知らぬ人の困り事とかに「あらあら、まあまあ!」と言って駆け寄っていったり介入していける歳の取り方したいなと思ってた。
信号を渡れなくて困ってる人とか、買い物袋が破けて道に荷物をぶちまけちゃった人とか、自転車で転んじゃった人とか、迷子になって半泣きのキッズとか。
誰もが見て見ぬふりする街の風景に「あらあら、まあまあ!」と驚いた声を出しながら現場に駆け寄るヒューマン。街中のファーストペンギンみたいな。
昔はある程度そういう人がいて、そう人の一言から始まってその場がサーっと助け合おうというムードになる、そういうムードメーカーがいたんだよ。実際に出す声は「あらあら、まあまあ!」ではないかもだけど。後からお節介と言われてもその批判もイケシャアシャアと受け入れながらも、まずは困り事へ声をかけて介入していける街の人でいたい。
とても不安な上流工程。こちらが寿司屋で先方が魚屋だとして、「先日注文したマグロの納品、予定通りいけます?」と電話で聞いたら、「ま…ぐろ…?」みたいな反応で怖い。
ひっさしぶりに新聞読んで「よし!」という気持ちになれた。今朝の新聞の一面に出ていました。
まだ検討中らしいけど、ぜひぜひぜひ実現してほしい。
本は読まない、映画も見ない、歩く姿は百合の花。