以下感想。
大手メディアが肯定的に取上げ、(賛否両論であれ)社会的に話題になった本を、特に公共図書館が蔵書にしない、という判断をするのは、極めて難しいことを改めて感じた。
日本で刊行されていた場合(まだ今後別の出版社から刊行される可能性もあるわけだけど)、新聞各社が好意的に取上げたり、話題の書として紹介したりする展開になれば、積極的には購入しないとしても、リクエストがあれば購入する、という判断をする公共図書館は少なくないと思うし、そのこと自体は公共図書館の役割として否定しがたい。
また、最後の記事に見られたような、言論の自由か、コミュニティにおける安全か、という対立軸は、個人的には、相当丁寧に議論しないと、簡単に、差別を浸透させたい側に簒奪されるのではないかと感じている。例えば、米国で、人種差別やLGBTQ+に関する本を図書館から排除しようとする側も、コミュニティの安全を旗印にして、特定の人種、属性の人たちが、コミュニティを脅かしているのだ、という議論を展開していることも踏まえる必要があるかと。
#図書館
7/8
ではどうするか、という答えがあるわけではないのだけど、少なくとも、こうした先行事例を踏まえた上で、では、実際に同様の事態に直面した時にどうするか、ということを、図書館関係者はよく考えておいた方がよいと思う。できれば、当事者、あるいは当事者の問題に詳しい識者の意見を聞く機会を設定した上で、対応を検討するのが良いと思うけれど、トランスコミュニティとの対話ができる図書館は、日本では限られるかもしれない。
また、最後の事例の、トランス支援資料のリストを付して提供する、というのは一つの解だと思いつつ、その図書館が日ごろからそうしたリストに掲載できるような資料を選書して蔵書にしているかどうかが問われる、という側面もあるかと。各公共図書館が日ごろ差別の問題にどう取り組むか、という問題でもあるのかもしれない。
#図書館
8/8
別のイシューでも、私はニューロダイバーシティの視点があるコミュニティ/社会運動の場にしかいれないと思う
これはと思うクィアなコンテンツを観た時の気持ち
昔からまぁオタクなんだけど、あんまクィアではないコンテンツしか周りに無かった時は、だいたい我慢するか「許容して」観るもんだと思ってたな!そうじゃなかったのか!という気づきがあった
仕事で着なければいけない種類の服と、私服の違いはわかるけども
この世に「デート服」なるものがあることをいまだにわかっていない。毎日自分受けの服は着たいけど、デートのための服とは?
今日のMastodon #結婚 #離婚 の話で盛り上がっているなぁ。
「結婚」が果たして幸せの形なのか。
「家族」というものが幸せの形なのか。
もっと疑うべきだと思うし、「家族」を縛り付ける「戸籍」は一日も早く廃止すべきだ。
わたしは親から離れて、大阪で一人暮らししているが、本音を言えば、わたしは「家族」をやめたい。
「イチ抜けた」したい。
しかし日本では「戸籍」によって、簡単に「イチ抜けた」ができない。
わたしは中学2年の時、暴力を伴う壮絶な夫婦喧嘩を何度も見させられて、家庭が崩壊。父母は離婚した。
現在は父が実家にいる。母については詳細に書くのは控える(詳細に書くと身内にバレる可能性がある)が、残念なことになっている。
小中学生の7年間で家庭崩壊へ向かう一部始終を見てしまったわたしは、家族というものが子どもを幸せにするとは限らない、という現実を知ってしまった。
日本って、家族をつくれば税制優遇ができるようになっている(一人暮らしの方が税金負担率が高い)。
国家ぐるみで「家族」を作らせ、縛らせようとしている側面がある。
ここまで書いたら「家族」を完全否定しているように書いているが、全否定はしない。
わたしが言いたいのは、法律婚でしっかりと家族作って暮らそうが、一人で暮らそうが、緩く二人で暮らそうが、ポリアモリーであろうが、様々な人間の生活の形態を保障してほしいということ。
「家族」で縛ると、精神的負担というものが大きくなる。
離婚は、子どもへ丁寧なケアをしないと、傷が深くなる。
わたしは「家族」という形へ押し込めようとする国家のやり方に反対したい。
イベントやります。
https://etctalk10.peatix.com/
2023年12月23日(土)19:00-21:00
エトセトラ・トーク『エトセトラVOL.10 特集:男性学」
周司あきら・小埜功貴
【「男」を語ることから「自分」を再出発しよう~第三次メンズリブを発起する~】
『エトセトラ』では90年代メンズリブの活動に触れています。現在もぽつぽつとメンズリブの活動の場があり、それを第二次メンズリブとすると、さてこれから(第三次)はどうなりますかね〜。イベントでは、小埜さんが過去の貴重な資料も用意してくれる予定です。
どっからどう考えても
・翻訳出版部門にトランスジェンダー憎悪・反LGBTQの枠組みで書籍を宣伝して売ろうとした連中がいる。
・KADOKAWAの企業ガバナンスが終わっていて、そうした翻訳部門の動向を感知できないまま今になってそれに気づき、ほとんど完成している書籍の刊行を慌てて中止させた。
という2点がこの結果なのに、「トランスジェンダーコミュニティが圧力をかけて出版を中止させた!言論の自由が!」っていう馬鹿みたいな情動の渦をKADOKAWAが引き起こしているわけで、ほんとマジで許しがたい。この結果まで責任取れよ。
BT、「結果的に傷つける」は流石に無理のあり過ぎる釈明ではありますよね。もし本当にあのタイトルや広報文言を見ても誰も「これは差別煽動の可能性が高い」と気が付かなかったのであれば、正直言葉に関わる職場としてかなり危機的では。
実際には、気がついた上で「炎上も含めて売れるからこれで良い」と判断した人たちと、気がついたものの口を出せなかった(或いは出しても黙殺された)人たちがいた、という事なのではないかと思ってますけれど。
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