「さらにアルコホリズムについて」なんかをみんなと読んでると、多くの人が「強迫観念と渇望現象」というAAの概念を、完全に相手に理解させようという強い欲望を持っていることに気づく。
つまりは強迫観念と渇望現象が完全に相手に伝達できれば、「絶望」という状態が自動的に発生するとでも思っているのだろう。
強迫観念と渇望現象は大事な概念だが、それは道具にすぎない。
しかし、今のBB派はまだ「道具を伝えること」を目的としてしまっていて、本当の目的である「絶望」を理解できていない。
それじゃ『宗教的経験の諸相』は読めまいて。
まだそこにいるんか、と思うが、まぁしゃーなし。
今いるところから始めるしかないのだ。