北村周平『民主主義の経済学』
ポリエコ理論+実証の入門書。理論パートはある程度経済学的な考え方に馴染んでいないときついかもしれない(技術的には一次方程式が解ければ大丈夫)が、直観だけ追って読むのもあり。ちゃんと勉強したければ引用先の原論文を読めばいい。
#りーふの読書メモ
https://bookplus.nikkei.com/atcl/catalog/22/11/22/00510/
岡俊子『図解&ストーリー 「資本コスト」入門』
この類の本を読むのは初めてなので内容的な確からしさは評価できないが、ストーリーがとにかく寒くて薄っぺらい。今どき「五時から男」なんて言いますか?
ベン・ステイル『マーシャル・プラン』
前半はプランができるまでの過程を追った部分で、素人には些細な違いにしか見えないところで偉い人が争っている様子が延々と続いて話が追えなくなる。いわゆる「厚い記述」っぽい。
後半は対ソ連外交の話で、構図としてわかりやすいのでなんとか読める。
著者はNATOの東方拡大に批判的なのだが、加入した国の意志は無視するのかと思うし、ありがちな「ロシアに敗北感を味わわせてはいけない」に関しても、拒否権を持つ国連常任理事国の地位を保持しているという事実だけで説得力が失せる。
フィンランドの中立にも触れているが、それも環境が変わったしねぇ。
とは言っても詳しさでは随一の研究だと思う。
浅野雅文『内部統制の仕組みと実務がわかる本』
仕事の本を読んだことを読書というのは抵抗があるが……自分の記録でもあるので。
こがね『同人作家のための特殊装丁マガジン gathering!』
同人の楽しみの一つは凝った装丁ができることである(と言ってわたし自身は出したことはないのだが)。パートナーの同人誌に活かせるか?
出口正之・藤井秀樹 編著『会計学と人類学のトランスフォーマティブ研究』
各論では面白い話もありつつも、まだまだ融合しきれていない気が。というか12章はIFRSの解説に終始していて人類学的要素が一切無いのだけど?
自腹を切って買うほどでもなかったかな……
#りーふの読書メモ
https://www.shimizukobundo.com/book/978-4-87950-634-4/
読書と散歩と地理とかわいいものが好きです。 #読書 #りーふの読書メモ
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