渡部純『〈戦いの物語〉の政治学 日本人は何を守ろうとしてきたのか』
ヒット映画(七人の侍、ゴジラ、永遠の0)を読み解く。こういう視点で一冊分ねちねちと正面から語るのは意外と希少な気がする。この方向での実証的な検証の積み重ねに期待。
#読書 #りーふの読書メモ
http://fuko.co.jp/catalog_2020/books_data/fuko_books_3149.html
植田和男『ゼロ金利との闘い』
復刊直後に買ったものを積んでいてようやく読んだ。経済学修士1年でやる必修のマクロ経済学の講義をかなり噛み砕いて説明しつつ当時の体験を振り返る、という趣き。出版後に流行りだしたヘテロマクロの議論は一切ないので、知りたかったら教科書を読むしかない(私も知らないし)。
平常時に量を増やしてもそんなに意味はないのでは……という穏当な結論を得ているが、残念ながらその知見は生かされなかったようである。
#読書 #りーふの読書メモ
https://bookplus.nikkei.com/atcl/catalog/2005/9784532351830/
穂村弘『短歌という爆弾 今すぐ歌人になりたいあなたのために』
解説で書かれている「今すぐ歌人になりたいあなたのために(、今すぐ歌人にはなれないよと、世界の厳しさを伝えます)」がすべてを物語っている感……
後半の批評はもはや理解が追いつかなくて辛かったけど、短歌に興味があるのであれば読んで(かつこれが重要なのであるが、ちゃんと買って手元に置き、思い出したときに読めるようにするのは)損ではないはず。
渡辺努『世界インフレの謎』
最新の研究成果を噛み砕いて説明している稀有な本。前著『物価とは何か』を読んでいなくても分かるが、一点挙げるとするとそもそもなぜインフレ率ゼロが良くないのかの説明はない。
#読書 #りーふの読書メモ
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000369839
ちなみに今日は #裏世界ピクニック 主人公の紙越空魚の誕生日でした。
#裏世界ピクニック がなんであんなに自分に刺さったのかがむしろ謎。
有川浩『図書館戦争』
今さら解説するまでもない超有名作。自分はこの作者はあんまり好きではないかな……と思ったが他の著書も見ないとなんとも。
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https://www.kadokawa.co.jp/product/201011000088/
読書と散歩と地理とかわいいものが好きです。 #読書 #りーふの読書メモ
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