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宗教心とは、宗教を信ずる心とはまったく別物である。宗教心はいかなる恐怖も信念も存在しない心の状態であり、そこに存在するのはただあるがままのもの…実際にあるものだけである。

英知は情報や知識とは全く無縁である。知識は常に過去のものであり、それを現在に呼び出して働かせることはできるが、それは現在に制約を与えるだけである。

知恵は恐怖や抑圧を通してはやってきません。それは人間関係の中の日々の出来事の観察と理解を通してやってくるのです。

私たちはほとんど独立した思考や感情というものをもちません。思考や感情が起きるとき、それらはたんなる反応で、だからそれは既成のパターンから自由なものではないのです。

自分自身を知るということ―この大切なことを私たち人間は無視しがちです。自分自身を知ることこそ、何かを築きあげることができる唯一の土台なのです。

皆さんは、欲望がどんな混乱を世界に引き起こしてきたか見ようとしません。個人的安定、自分の達成、成功、権勢、地位、威信への願い。自分がすることすべてに全責任があるということを感じていないのです。

我々人間は皆、夢中になれる何らかの玩具を持っている。その玩具がある時は我々は平静でいられると考えている。だが、学問や文学その他の知的活動に専念する時には、その玩具はただ心を夢中にさせるだけであって、心を真に平静にすることはできない。

もしもあなたが恐怖そのものであり、あなたと恐怖がふたつの別々のものではないということに気づけば、恐怖は消えてなくなる。そのときには、公式も信念も一切不要である。そのときには、あなたはただあるがままのものとともに生き、その真実を見ることであろう。

知ろうとする努力はすべて間違った側にあり、あなたが知ったと思ったとたんに、すでに墓穴に入ってしまうのである。「ある」ことは「知る」ことではない。

我々は常に観念と行動を分離して考えるが、これは観念が常に過去のものであり、行動が常に現在のものであるからだ。つまり、生きることは常に現在であるからだ。我々は生きることに恐れを抱いており、それ故、観念としての過去は我々にとって重要なものになってくるのだ。

私たちはほとんど独立した思考や感情というものを持ちません。思考や感情が起きるとき、それらは単なる反応で、だからそれは既成のパターンから自由なものではないのです。反応…の中には自由などないからです。

精神や心情が、教育や、社会によって定められた豊かな感受性を否定するような規範へ順応することで鈍磨させられてしまったように、我々の肉体もまた鈍磨させられてしまったのである。

正しい生活とは、社会のモラルに従うことではなく、羨望、貪欲、権力の追求など反感や憎悪を生む一切のものから自由になることである。これらからの自由は、意思的活動ではなく自己認識を通じてこれらに気づくことによって生まれる。

正しい生活とは、社会のモラルに従うことではなく、羨望、貪欲、権力の追求など反感や憎悪を生む一切のものから自由になることである。これらからの自由は、意思的活動ではなく自己認識を通じてこれらに気づくことによって生まれる。

社会は「あなた」と「私」との関係が生み出したものなのです。つまり、社会は私たち自身の内部の心的状態を外部に投影したものに他ならないのです。ですから「あなた」と「私」がお互いに理解していなければ、単なる外部―内部の投影されたもの―の変換は全く無意味なのです。

善良であるというのは今現在におけることである。それに対して、善良になるというのは未来の事柄であって、それは信念、あるいは比較と時間の公式にとらわれた精神が考え出したものなのである。比較計量があるところでは真の善性は姿を消してしまうのである。

私たちは、私たちの思考が記憶の応答であり、その記憶は機械的なものであることをはっきりと理解しなければなりません。

人と音が別々でなく、音の一部であるときにはじめて、その美しさが感じられるのである。瞑想とはいかなる意志的行為または願望の働きをも交えることなく、あるいはまだ味わったことのない物事の快楽を求めたりすることなく、そのような分離に終止符を打つことである。

われわれはあらゆるものから自分自身を分離させ、しかる後に、その孤立したところからあらゆるものに目や耳を向けるのである。そのような分離こそは、あらゆる葛藤や混乱の温床であり、それゆえきわめて破壊的なのである。

生は、多くの複雑で素早く変化する問題を内包しながら、決して静止することなく、毎日毎分、新鮮なアプローチを要求しているのです。だから、我々がこの生に出会うとき、そこには条件づけられ固定化された心と、絶えず動いてやまない生との間の絶え間ない葛藤があるのです。

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