フォロー

正月休み読んだ商業BLの感想③ 「渾名をくれ」(著・新井煮干し子 ) ※再読 

・私的にはこの作品が「BL臨界点」かな、と思って読み返しました。("ワンルームエンジェル"の紹介コピーが「BL臨界点!」だったので)
・この作品のすごいところは、ボーイズラブで重視される"二人の閉じた関係"が他者の介入によって変わっていく話であるところです。
・結構この作品を読んだ人は「信仰BL」としてこの作品を扱いますが、これは信仰の話が人間の話になってゆく、その開かれつつある緊張感のある光に似た何かを描いた作品だと思います。
・正直作者さんのあとがき「信仰は一人でするもの」「主人公には信仰より難しいことを」「そしてその時点で信仰の話ではなくなる」というのが的確な解説すぎて、正直何も語ることがないです。
・主人公がジョゼに自分の部屋を結局見せられなくてその事で……自分の心のままならなさで苦しんでいるのも本当に"人間"を感じる。大好きです。
・いや 大好きだ……最高の作品だ……
・ラストシーンで絵がリビングに取り残されているのも好きだ……
・その次にジョゼが天羽を描いているのもいい……
・みんな読んでくれ……

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。